はじめに

本大会の開催決定以来、実行委員会は所轄官庁や多くの自然保護関係者、周辺地域に居住する方々と協議を重ね、また第一回大会では、自然環境への影響についての調査を行うなど、自然保護に関して最大の配慮を行ってきました。

その結果、トレイルへの影響は全体として大きくはないものの、注意の必要な区間や環境条件があることを把握しました。残念ながら、ゴミも一部ですが見られました。豊かな自然を守るとともに、その自然によって多くの人が恩恵を受けることを願う気持ちは、私たちも自然保護関係者も同じです。次回大会では、第一回の結果を踏まえ、より環境に配慮した大会運営を計画しています。

今後、トレイルランニングがアウトドアスポーツのひとつとして広く認知され、継続的に活動が可能になるためには、参加者の皆さんの協力が不可欠です。参加者ひとりひとりが、明日のトレランの命運を担っていることを強く意識し、試走、レー スに臨まれることを期待しています。

なお、本大会のコースづくりと 環境に関する計画については、多くの方のご助言をいただいております。記して感謝いたします。

ウルトラトレイルマウントフジ実行委員一同